早朝3時起き、4時には宿をスタートしなくては、夕刻5時の最終便の船には乗り遅れてしまうので、頑張って早起き、宿には登山ガイドさんが車にて迎えに来てくれています。朝食、昼食は宿にて手作り弁当を持たせてくれます。
人生初の登山、屋久杉、世界遺産の旅♪約8時間の山歩きです♪
登山靴、登山用のお洋服、帽子、カッパ、水、飴やお菓子、タオル、これが登山基本スタイルみたいです◎
登山用の靴、服等は全てColumbiaで購入、とても可愛くて、そして、生地自体にもすごいテクノロジーが集約されており、例えば、汗をかいたとしても吸湿速乾機能だとか、通気性と透湿性を保つ防水透湿機能、身体から発せられる水分を活用した接触冷感機能、紫外線から身体を守るサンプロテクション機能などどれをどのように選ぶべきか悩みますが、近年、日本はすごい登山ブームとかで、ショップの店長さん自身も山登り経験者と心強い、初心者の私にもとてもよくわかるように説明に提案をしてくださり、とても助かりました。
本当に自然の中では何が起こるかわかりません、やはり、身を守る為にも用途に合わせたスタイルが必要です...そして、登山の準備の為に毎日、公園と家との往復に10kmを歩いたり、走り体力もつけてきました◎
私の初登山、案内人の亀川さん、大きなリュックには休憩時間にいただく、お茶などを温める小さなガス台も入っていました。世界遺産の中でいただく温かい一杯におもてなしの優しい気持ちも感じます。美味しいお茶をごちそうさまでした◎
荒川登山口からトロッコ道を歩く途中に屋久猿にも出逢えました。
アドベンチャー好きにはウキウキな山道、橋桁に穴が空いてしまって恐怖感を感じる橋を渡るのも、屋久杉の根元に足を滑らせる様な山道も、目の前に出没する様々な姿をした屋久杉の樹林、野鳥の鳴き声、猿の奇声、鹿の親子の姿など、冒険の世界そのもの。
ウイルソン株(全長13.8m)
大正時代に伐採された屋久杉の残した切り株、中は空洞になっています。
屋久杉の成長で面白いのは、2000年も生存し続けるという生命力を維持してこれた理由に、ある年齢を超えた時から、大地からの栄養を根に、太陽からの栄養分を葉と幹へと広げて行く為に、木の内部では空洞化が進み、(人間でいうと骨粗鬆症でしょうか?)なおも変化しながら成長していくのだそうです。
発見されたもので、現在のところ一番大きい縄文杉↓樹齢2000年〜7200年まで諸説あるようですが、この神木もすでに中は空洞化が進み、年輪から樹齢を測ることが難しいのだとか、まさか切り倒して、年輪を数えることも出来ませんし...。枝部分の年輪を調べた結果が2000年だと現在確認が取れていることだとか、そして、屋久杉のさらなる特徴が、これだけ深い杉樹林の中で光を受け取ることも難しいことから、杉の枝は影になる部分にまでは栄養を受け入れるのではなく、空へ空へと伸びる枝を残し、影になる枝部分は自らの意思で朽ち落としてしまうのだとか。
大き過ぎてカメラに収まり切れず上下を別々にパチリ☆
すでに真っ白い髭を蓄えた森の仙人様のような縄文杉の姿を観ました。
幹にでこぼこした大きなイボのような膨らみがありますが、これも樹木の中にある病を自ら、外に出そう出そうと、押し出した為に出来たものなのだとか。
木もそれぞれに命を持ち、生きているということがひしひしと伝わります。
そして縄文杉登頂!初登山にしてガイドさんから一言、「これ迄の登頂タイムの中で1時間も登頂が早かったです。」と嬉しい〜♪陽差しが強くなる正午前には降山、時間に余裕もあったので、昼食後は川のせせらぎに疲れた足をひたしたり、ゆっくりと川でしばし瞑想とリラックス♪
パワー充電出来る旅でした。2000年、私も生きてみたいな。笑