天麩羅 松

天麩羅といえば、お江戸かなぁ、と古風な思い込みで、京都で天麩羅という発想を、これまで持つことがなく、懐石料理を好んで頂いてきたのですけど、今回、急な京都の旅を決めた為、前日にお気に入りの雲月さんや、河しげさんを、予約しても席が取れなくて、他に、何処かあるかなぁと、途方に暮れてしまいましたが、食べログをググッてみたところ、気になったのが、桂川沿いにぽつんと佇む天麩羅、松。天麩羅以外にも、季節のお料理と器も楽しめるということで、京都駅に到着後、席が空いているか、お電話すると、席があり、駅到着後、早速、お店へと昼食へ。

日々の食生活は、私にとっては大切な心身を養うエネルギーとなるものなので、外食だからこそ、余計に気をつけます。(外食も日常の延長線にあるわけで、まず健康で健全な店を選びます)


外の世界は、私にとって、何が何だか分からない、食べられる健康な素材も少ないし、お料理をする人の食へ対する優しさや愛情、職人さんとしての心がなくては、私にとっては、口にしたいとは思えません。。。が、飛び込みで、食べて、美味しくなかったという経験も、多々あったり、人に聞いて行ってみたら、清潔さに欠けていて、案の定、美味しくなかったとか、隣の人は「美味しいわね〜」と食べているけれども、私は口に入れた途端、吐き出す不味さに、お手洗いに駆け込んだこともあります。なんど、そうして傷ついたきた事か。本来、家庭の食で十分に健康的な美食生活を日常に出来るわけで、外食というのは、一つの遊びみたいなものでもあると思います。なので、すごく真剣になり過ぎるのも疲れます。程々に普段と同じくらいか、普段以上に職人さんの腕に舌鼓を打つ快楽に浸れたら至福なものだと考えています。私は、ちょっと遊びに度が過ぎたのかもしれません。普段以下の食事を時間とお金を使ってストレスを抱える事はもう、ある年齢に達して来たら出来ないなと、思います。



さて、松さん。
初めて伺う、お店なのに、なんだかほっとする、雰囲気。波長が合うお店というものがあります。が、そんな感じでした。カウンター席にて、職人さんの作業の様子を見ているのも楽しいです。


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桂川の景色も、また画になっています。





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そしたら、まぁ。一品目から、私の大好きな蛍烏賊🦑
自家製の漬けに浸された蛍烏賊を目の前にて刃を入れるところから調理する様子を見させてくださいます。グツグツと、熱々の石の皿にて。お米と一緒に頂きます。


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鯛の鱗揚げに自家製唐墨を散らして、藁とクコの実


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魯山人の器に鯛と烏賊のお造り

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鯛の白子と皮



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中里花子さんの器 初鰹と

偶然にも、G.Wに、私が訪れた唐津、洋々閣での花子さんの個展へも、松ご家族さま一同、お見えになられていたそうで、まぁ。偶然〜!器のご縁ですね〜と、お話しをしました。

さらに、女将さんが素敵な魯山人さんの器も引っ張り出してくださり、拝見させて頂きました。器好きには、とっても至福なひと時でもあり、何度か箸が止まり、ついつい話しにも花が咲き、食の持つ芸術の世界へとも浸されてしまいました。

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桜海老のお椀


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散らし寿司


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名残りの竹の子

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9品目に、やっと天麩羅の登場です。

稚鮎

と他に甘い玉葱、海老と頂き、〆に麺と、デザートにわらび餅でした。


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大好きな店が、また一つ増えました。

はぁ、これで、生きていける。。。助かりました。
美味しいお料理を頂戴でき、松さんに感謝致しました。


美しいお料理に器と会話、幸せでした❤️




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by yuklily | 2017-05-21 13:13 | Comments(0)